皆様、今年が始まってもう2ヶ月目に入りましたね!
最近、毎日時間が過ぎるのがとても早いです。
さて、今回からはひび割れ(クラック)補修工事をご紹介していきます。
施工前
ワイヤーケレン
画像はひび割れ(クラック)の施工前・ワイヤーケレンです。
コンクリートのひび割れは原因がいくつかございます。
1つ目のコンクリートのひび割れの原因は乾燥収縮です。
おそらく乾燥収縮によるコンクリートのひび割れが、
最も発生頻度が多いです。
コンクリートには水分が含まれていますが、時間の経過とともに、
コンクリート内の水分が徐々に蒸発していきます。
水分が蒸発すると、その分コンクリートの体積が減少するため、
収縮する状態になります。
コンクリートが収縮すると、引張力がはたらくため、
ひび割れが生じます。
2つ目のコンクリートのひび割れの原因は凍結融解です。
コンクリートには水分が含まれていることは、先程お話しましたが、
そのコンクリート内の水分が、寒冷地だと、寒い夜間に凍結し、
日中の日射によって融解する、
凍結融解を繰り返すことになります。
水分が凍結すると体積が膨張し、引張力がはたらくため、
コンクリートはひび割れます。
3つ目のコンクリートのひび割れの原因は中性化です。
コンクリートは元来アルカリ性ですが、
雨や紫外線にさらされ続けることで、
コンクリート内部のカルシウム化合物が、
大気中の二酸化炭素と反応し、
徐々にアルカリ性を失い中性化していきます。
鉄筋を囲むコンクリートがアルカリ性に保たれている間は、
鉄筋は錆びることはありませんが、
コンクリートの中性化が進むと、鉄筋は錆びて体積が膨張します。
膨張した鉄筋によって、コンクリートに引張力がはたらき、
コンクリートはひび割れます。
コンクリートのひび割れの原因を3例ご紹介しましたが、
この他にも多数あります。
例えば、地盤の弱い場所に、建物を建築した場合、
建物自体の重さで傾いたり、
地震や道路を走る車の振動で建物が傾いたりします。
建物の一部分が沈下すると、
建物のコンクリートの基礎に引張力がかかり、
ひび割れが生じます。
こういった地盤沈下(不同沈下)によるもの以外にも、
施工不良、地震や気温の変化等でも、コンクリートに引張力が働き、
ひび割れます。
ひび割れを見つけた際は、弊社にお任せください!
次回もひび割れ(クラック)補修工事をご紹介していきたいと思います。
→次回に続く
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